2020/05/15 2020/05/20

誰でも受験可能!気象予報士試験の難易度やおすすめの参考書は?

気象予報士に必要な自然現象や災害に関わる気象の知識は、一度取得してしまえば一生ものです。気象予報士の資格試験に合格すれば、気象に関わる仕事に就くチャンスが生まれるでしょう。

また、仕事以外の日常生活や趣味の場でも役立ちます。

例えば、アウトドアや登山に出かける際、気象の変化を誰よりも把握できるでしょう。雨や嵐などの予兆を察知できて、災害から身を守ることができるため、自分や仲間の命を守る行動が取れます。

他にも、旅行や屋外に遊びに行く際、事前に天気を予測できるため、日程や行先の調整が可能です。そのため、当日になって予定変更しなければいけないことが減るでしょう。

一見、気象に関わらない一般企業の仕事でも、気象予報士の知識が役立ちます。

例えば、屋外でイベントを企画する際、気候的に集客しやすいベストな開催日時を予測。会場で飲料や食料品を販売する場合、気候や気温に合わせてどれぐらいの売り上げが見込めるか予測を立てることができて、会社やお客さんに貢献することができます。

気象に関わる職業に就いていた方、気象に関わる仕事を探したい方、新しく手に職をつけたい方など、転職やスキルアップのために専門性の高い気象予報士の資格を取りませんか?

 

気象予報士とは

国家資格の気象予報士は、専門性の高い知識を生かして気象予報をします。

気象予測の大元になるデータは、気象庁が提供。データは、各地域に設置されている気象観測機器「アメダス」や、気象衛星、レーダーなどの情報です。これらの気象に関する情報を使い、気象予報士が気象予測をまとめていきます。

まとめる際は、データのままでは使えないため、加工して計算する技術が必要で、この技術は、気象予報士が持つ高い専門知識があるからこそ対応できるのです。このように、気象予報士は、データを上手く活用しながら自身で気象予測を行います。

気象予報士が資格として成り立ったのは1993年からです。(実際に利用され始めたのは1994年から)

気象業務法が改正されたおかげで、気象予報士の資格が生まれました。それまでは、気象庁の職員のみが気象予測を行っていたのです。

気象業務法改正後、気象庁により認められた民間企業は、予報業務許可事業者と呼ばれています。予報業務許可事業者は、気象予測の仕事は気象予報士を雇って行うことが、気象業務法により決められているのです。

気象予報に関しては、気象予報士以外は扱えません。しかし、地震や火山活動、津波の予報に関しては、2007年に気象業務法が改正されたため、気象予報士以外の人間が行えるようになりました。

気象予報士になる方法は?

気象予報士になるためには、以下のステップが必要です。

  1. 財団法人気象業務支援センターが行う気象予報士試験に合格すること
  2. 合格後、気象庁長官からの認定登録
  3. 気象予報士資格を生かした職場に就職活動(※関連企業に就職していない場合)

気象予報士になるためには、まずは資格試験に合格するための勉強に取り組む必要があります。資格合格後、国の機関から認定登録を受けて、ようやく気象予報士を名乗ることができるのです。

お天気キャスターと気象予報士の違い

天気情報を視聴者に伝えるだけなら、気象予報士でなくても可能です。これには、資格がいりません。テレビのニュースでは、視聴者に親しみやすいお天気キャスターのお姉さん(またはお兄さん)と呼ばれています。

お天気キャスターが解説する気象予報情報を、国家資格を持つ気象予報士が作成するのです。

 

気象予報士試験は独学で合格可能?おすすめは通信講座

勉強方法には、以下の2つがあります。

  • 独学で気象予報士試験の対策
  • 通信講座やスクール、大学などで勉強する

気象予報士試験は、独学が可能です。この場合、参考書やテキスト、過去問題集などを自分で購入して勉強を進めていきます。

しかし、独学だけでは気象に関する勉強が初心者の場合、理解するまでに時間がかかるでしょう。試験は、難易度が高く専門知識を幅広く問われる内容だからです。また、いざというときに周りで勉強の不明点を聞ける相手がいないため、その都度自力で解決していく必要があります。

そのため、自分以外の力を借りる勉強方法が効率的でおすすめです。中でも、自宅での勉強が可能な通信講座がおすすめです。独学よりは、費用がかかるデメリットがありますが、勉強内容が体系化されており、要点を中心に内容の理解を助けてくれるでしょう。

通信講座はスクールや大学に比べると安い費用であることが多く、費用面でのメリットがあります。

また、社会人がスキルアップするために、本業をしながら仕事以外の朝や夜、通勤時間、休みの日など、好きなときに勉強ができます。主婦の場合は、家事やパート仕事の空き時間に自分のタイミングで勉強することが可能で、スクールのように外へ通わずに済むことや、決まった時間に勉強することもありません。

図書館やカフェなど、場所にとらわれず勉強できることが通信講座のメリットでしょう。

試験に必要な勉強期間は約8ヵ月以上

合格するためには、一般的に約8ヵ月以上の勉強期間が必要でしょう。

人によっては8ヵ月より短い期間の方もいますが、ゆとりを持って試験に取り組むなら、試験日の一年前から勉強することがおすすめです。

気象予報士試験の難易度は?合格率は4~5%台

気象予報士試験は、国家資格の中でも難易度が高く、合格率はおおよそ4~5%台です。

令和元年の1月に行われた試験では、合格率は5.8%でした。※一般財団法人 気象業務支援センターの発表より

気象予測のデータを読み解くためには、自身で情報を分析して計算・加工する能力や気象に関する幅広い知識が必要になります。気象に関する正しい情報を国民に届けるため、専門性の高い知識が必須です。特に、台風や異常気象の際には的確で正しい気象情報が求められるでしょう。

気象予測を正しく行うことは、人々の命を守ることに繋がるため、不確実な気象情報を発信しないために、気象予報士という枠組みを設けられているのです。

難易度は高いですが、その分一度資格を手に入れると周囲の人と差別化することができるため、仕事のスキルアップや気象予報士に関わる業界へ転職が有利になる可能性があるでしょう。

気象予報士の求人は?資格を生かす就職先

気象予報士の資格を仕事に生かすには、例えば以下のような仕事があります。

  • 放送業界(テレビやラジオなど)
  • 航空・海運業界
  • 国の機関で公務員(気象庁や自衛隊)
  • 民間企業(気象関係の会社、商社やコンビニなどの一般企業ほか)
  • 農業ほか

先ほどご紹介したように、気象業務法改正以前は、国に関わる職員のみが気象予報を担当していました。改正後は、気象予報士試験に合格した人に限り、気象予報ができるようになったのです。気象庁が認めた企業であれば気象予報ができるため、ビジネスとして枠が広がりました。

日常生活で気象予報士を目にする機会は、特にテレビ番組やSNSの気象情報配信サービスの映像などが多いでしょう。

ただ、資格を生かして気象予報をする仕事に従事している割合は、あまり多くありません。しかし、一見気象予報に関わりのない職種の場合でも、資格が役立つことがあります。

資格を持っていて損になることはなく、日常生活でも気象の変化が分かるため、趣味の旅行や登山、アウトドアの際に天候を事前に見極めることもできるでしょう。

気象予報士は誰でも受けられる!試験は年2回!

受験は基本的に若い世代から年配の世代まで、誰でも受けることが可能です。気象予報士試験は、性別や国籍、年齢、学歴などにより、受けられないことはありません。そのため、最年少合格者は、小学生で気象予報士試験に合格した方もいて話題になりました。

以下で、試験日程と試験地、合格発表日をまとめました。

  • 試験日程

試験開催は、通例は毎年1月・8月の日曜日に実施されており、試験は1日で終わります。

  • 試験地

試験は、北海道、宮城県、東京都、大阪府、福岡県、沖縄県、以上6つの都道府県で実施されています。

  • 合格発表日

合格発表日は、例年3月、10月です。

受験費用は?

気象予報士の受験費用を表にまとめました。

受験内容(免除なし・あり)

受験にかかる費用

免除科目なしの場合(全科目受験)

11,400円

免除あり(学科1科目が免除)

10,400円

免除あり(学科2科目が免除)

9,400円

気象予報士の受験費用は免除制度があります。一度試験を受けて万が一合格できなかった場合、学科試験の合格をしている人に関しては、学科1科目合格または学科2科目の合格により、次回に受験する費用が安くなるのです。

免除の適用期間は一年あります。この間に再度受験をすれば、上記の費用が反映されるわけです。

気象予報士試験科目の詳細は?

試験内容は、学科試験・実技試験、以上の2つです。学科試験の問題形式は「選択式」。実技試験の問題形式は「記述式」になります。

学科試験では、問題内容が「予報業務に関する一般知識」「予報業務に関する専門知識」の2科目に分かれます。5者択一式・各15問のマークシートの解答です。

実技試験では、気象予報士の業務に関わる実演として問題が出題。図表データを使い、自身の考えで問題を読み解く応用力が求められるでしょう。

試験科目では、大気に関する知識、気象現象、気象に関わる法律、予報に関する知識、気象災害など、気象に関する幅広い知識が求められます。

 

気象予報士試験の科目・時間・合格基準は?

試験の問題に関する科目や時間、合格基準の情報を表にまとめました。

試験科目

試験時間

合格基準

学科試験(予報業務に関する一般知識)

60分

15問のうち11問以上の正解

学科試験(予報業務に関する専門知識)

60分

15問のうち11問以上の正解

実技試験1(上記実技試験の科目1~3)

75分

実技試験2との合計得点が満点のうち70%以上の正解

実技試験2(上記実技試験の科目1~3)

75分

実技試験1との合計得点が満点のうち70%以上の正解

※試験内容によっては、得点が調整される可能性あり

試験に合格するためには、学科試験と実技試験両方の合格基準を満たす必要があります。すなわち、学科試験2科目に合格している場合でも、実技試験の合格基準に届いていないと試験に合格できません。

ただ、満点を取らないと合格できないわけではないため、それぞれの合格基準点を目指してください。合格基準を満たすためには、要点を押さえて勉強することが大切です。

 

気象予報士試験独学のおすすめ参考書や過去問題集3選!

勉強方法のおすすめは通信講座ですが、独学でおすすめの参考書や過去問題集などを以下で紹介します。

『気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科・一般知識編〉』

気象予報士試験受験支援会(著者)

気象予報士の試験科目である「予報業務に関する一般知識」に対応一冊です。気象学は試験対策に大切な分野で、合格に導く内容で初心者でもわかりやすいでしょう。気象関係法規や、計算に関わる物理や数学がかみ砕いて紹介されています。

『改訂新版 気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科専門知識編〉 (らくらく突破)』

気象予報士試験受験支援会(著者)

気象予報士の試験科目である「予報業務に関する専門知識」に対応しており、実技試験の基本的な学習にも利用可能です。幅広い専門知識を網羅する一冊で、気象観測、予報、気象現象や災害など、専門知識の試験に関わる内容を細かく解説。過去問題集付きで、知識がどれだけ身に付いているのかを確認できます。

『この一冊で決める!気象予報士 過去問徹底攻略 改訂3版 Kindle版』

饒村曜(著者)

実際に試験で出題された過去問題を集めた一冊。この本では、分野ごとに「過去問題」「問題の傾向」などを掴むことができるため、繰り返して学習することに向いています。問題の重要な点を詳しく解説しているため、初心者にもおすすめ。試験本番をイメージしやすい内容です。

参考書やテキストなどは、出版会社の編集の仕方やデザインが人によって使いやすいもの、使いにくいものがあります。例えば、表や図が多くカラーの方が見やすい人の場合、該当する本を選ぶと勉強がやりやすいでしょう。

参考書や過去問題集は、同じ本を何度も繰り返して解いてください。過去問題集は、できれば数年分~10年分までを振り返ることで、試験問題の出題傾向が掴めるでしょう。

ユーキャンの通信講座がおすすめ!気象予報士資格を取ろう!

気象に対する興味関心がある人にとって気象予報士は、好きを仕事に繋げて、趣味や生活の場でも生かせる資格でしょう。試験勉強には、ユーキャンの通信講座がおすすめです。

ユーキャンでは、約8ヵ月間の講座学習を経て、気象予報士資格の合格を目指します。自宅に届けられた教材を使い、先生に添削の手助けをしてもらいながら、不明な点は質問できるサービスもあります。

教材には、ガイドブックが付いており、試験までの計画を立てられる学習スケジュール表も一緒に送られてきます。合格できなかった場合は、次の試験日までは引き続きサポートしてくれるサービスがあり、安心して試験勉強に取り組めるでしょう。

※試験受験後のサポートは、教材での勉強を始めてから一番近い試験日までの期間が8ヵ月未満に限ります。

費用

ユーキャンの気象予報士講座の支払い方法や費用を表にまとめました。

支払い方法

講座費用

一括払い

69,000円

分割払い

69,720円

※税込み価格。講座の送料はユーキャン側が負担。

教材費用は、一括払いと分割払いでは、720円の差額があり、一括払いの方が少し安くなっています。

まとめての支払いが難しい方でも、分割払いが利用できるのは便利ですね。

教材内容

テキスト:初心者が分かりやすい図や表で見やすく構成された内容。チェックテストやチャレンジ問題付きのため、試験の傾向を掴めることや本番を想定した勉強に向いています。演習テキストでは、気象衛星画像図などを使った問題が掲載。

他にも、気象業務関連法令集や解説付きの過去問題集があります。

DVD:気象に関わる天気のしくみを映像で分かりやすく解説。他には、応用力が必要な実技試験を解説している実技試験対策講義のDVDがついてきます。

テキストやDVDでは、初心者を想定した分かりやすさと見やすさが特徴です。詳しい情報は、ユーキャンの気象予報士講座で解説されていますので、詳細が知りたい方は拝見してみてください。

 

仕事や趣味の場で生かせる気象予報士!通信講座で資格取得を目指そう!

気象情報は国民の日常生活に深く関わるため、気象予報士の存在は欠かせないでしょう。

ユーキャンなら、新しく手に職をつけたい方や時間の融通が利くようになった方、独学で気象予報士試験に取り組んでいた人で通信講座を検討中の方にもおすすめできます。

専門性が求められる気象予報士の資格があれば、仕事や趣味の場でも生かすことが可能です。仕事で目指す業界やスキルアップを求めている方は、ぜひ気象予報士の資格取得を目指してみてください。

 

執筆者
きのこ
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元編集者。今は在宅webライターです。 趣味はアニメ鑑賞、街歩き。食べ物は寿司が好きで、ネタはウニとエンガワが大好き。犬のモフモフが癒やしです。 自己投資は健康第一でいろんな健康食品を実践しており、特に青汁と乳酸菌にはまっています。 運動不足にならないためにも散歩はかかしません。

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