2020/05/31 2020/06/10

介護事務はニーズが高い仕事!仕事内容や資格取得方法を徹底解説

介護事務はニーズが高い仕事!仕事内容や資格取得方法を徹底解説

人口の3割ほどが高齢者である日本において、介護に関する仕事は欠かせないものです。今回はその中から「介護事務」についてクローズアップします。

高齢化が深刻な問題となっている今、介護事務のニーズは高まっています。介護保険など専門的な知識が必要ですが、未経験でも活躍できる仕事です。

この記事では、介護事務の仕事内容や資格について分かりやすく解説します。介護事務の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

介護事務ってどんな仕事?

介護事務とは、介護サービス施設などでおこなう事務職のことです。介護報酬請求業務や介護保険などの手続きがメイン業務になります。

他にも電話対応・受付業務・労務管理・備品管理など、業務の幅は広いです。介護職員が不足している場合は、介護のフォローをおこなうこともあります。

介護事務として求められるスキル

介護事務として求められるスキルは、以下のとおりです。

  • 介護保険に関する知識
  • パソコンスキル
  • 経理業務スキル
  • コミュニケーションスキル

介護報酬請求業務や介護保険などの手続きは、専門的な知識が必要となります。介護保険制度の内容は複雑なうえに3年ごとに法改正されるため、常に正しい情報を理解することが大切です。

介護保険の手続きはソフトを使用しておこなうため、一定のパソコンスキルも欠かせません。

デスクワークの他に、さまざまな場面でコミュニケーションを必要とする仕事です。施設利用者やその家族への窓口対応や介護職員とのスムーズな連携など、コミュニケーションスキルも求められます。

資格を持っていたほうが働きやすい

介護事務は、無資格・未経験でも働くことができます。しかし専門知識が必要となるため、資格を持っていたほうが働きやすいと言えます。

また、現在介護職員として働いている人も、スキルアップのために介護事務資格を取得するのもよいでしょう。

介護職員は体力が必要な仕事です。年齢を重ねるごとに体力が低下し、介護職員を続けていくことが難しくなる恐れもあります。介護事務資格を取得しておけば、介護職員から介護事務に転職することも可能です。

さらに介護事務は、家庭や子育てと両立できる仕事です。結婚後を見据えて、今のうちに資格を取得しておくこともよいでしょう。

就職や転職以外にも、家族の介護にも介護事務の知識は役立ちます。介護事務資格は、近い将来から遠い将来まで活用できる資格と言えるでしょう。

介護事務資格を取得するのは難しい?種類や合格率を紹介

介護事務資格には、多くの種類があります。どの資格も民間資格ですが、介護事務に必要な知識を持っている証となります。

代表的な介護事務資格は、以下の5つです。

1. 介護事務管理士
2. ケアクラーク技能認定試験
3. 介護報酬請求事務技能検定
4. 介護事務実務士
5. 介護保険実務士

それぞれの概要や合格率を見ていきましょう。

介護事務管理士

介護事務管理士は、JSMA技能認定振興協会が認定している介護事務資格です。日本ではじめて介護事務資格として認定され、全国の福祉業界で認知されている資格です。

介護報酬請求業務や介護保険の知識など、介護事務としてのスキルを習得した証となります。

受験資格

特になし

実施時期

年6回(奇数月の第4土曜日)

受験科目

学科:10問(マークシート形式)

実技:3問(レセプト点検1問、レセプト作成3枚)

試験時間

120分

受験方法

会場受験

合格基準

学科:70点以上

実技:レセプト点検・作成ごとに正解率50%以上かつ3問の合計正解率70%以上

合格率

50%

受験料

6,500円(税込)

主催

JSMA技能認定振興協会

ケアクラーク技能認定試験

ケアクラーク技能認定試験は、一般財団法人 日本医療教育財団が認定している介護事務資格です。

介護報酬請求をはじめとし、コミュニケーションスキルや介護技術など介護事務に必要なスキルを習得した証となります。

受験資格

特になし

実施時期

年3回(5月・9月・1月)

受験科目

学科:25問(択一式)

実技:2問(介護報酬請求事務、介護給付費明細書作成)

試験時間

110分

受験方法

在宅受験

合格基準

学科、実技それぞれの正解率が70%以上で合格

合格率

70%

受験料

6,900円(税込)

主催

一般財団法人 日本医療教育財団

介護報酬請求事務技能検定

介護報酬請求事務技能検定は、日本医療事務協会が認定している介護事務資格です。

介護報酬請求業務に必要な知識を習得した証となります。日本医療事務協会が認定する介護事務講座の修了者、または受験申請のあった学校など、受験資格が設けられています。

受験資格

・日本医療事務協会が認定する介護事務講座の修了者

・受験申請のあった高校、専門学校・短期大学、大学など

・受験申請のあった一般受験申込み者

実施時期

年6回(偶数月の第3日曜日)

受験科目

学科:25問(正誤問題)

実技:3問(介護給付費明細書作成3問)

試験時間

120分

受験方法

会場受験

合格基準

学科、実技の合格率70%を基準として、問題の難易度で補正した点数以上で合格

合格率

84%

受験料

6,600円(税込)

主催

日本医療事務協会

介護事務実務士

介護事務実務士は、特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会が認定している介護事務資格です。

介護報酬請求事務で求められる一定の能力を習得した証となります。介護職員として働いている方のキャリアアップにもつながる資格です。

受験資格

特になし

実施時期

医療福祉情報実務能力協会指定校における団体受験のみ実施

※指定校の確認はこちらから

受験科目

学科:20問(正誤問題)

実技:3問(介護給付費明細書作成3問)

試験時間

120分

受験方法

会場受験

合格基準

学科、実技の合格率70%を基準として、問題の難易度で補正した点数以上で合格

合格率

67.5%

受験料

7,700円

※認定証発行手数料として別途1,540円が必要

主催

特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会

介護保険実務士

介護保険実務士は、一般社団法人 つしま医療福祉研究財団が認定している介護事務資格です。

介護事務保険制度の知識を習得し、即戦力として働ける実務レベルの証となります。受験するには、つしま医療福祉研究財団が指定する学校で講座を受講する必要があります。

受験資格

つしま医療福祉研究財団が指定する講座の修了者

実施時期

講座修了後、講座実施施設にて指定する期日に実施

※指定校の確認はこちらから

受験科目

学科:15問

実技:3問

試験時間

135分

受験方法

会場試験(指定校にて受験)

合格基準

学科、実技それぞれ60点以上で合格

合格率

非公開

受験料

非公開

※指定講座と試験のセット提供

主催

一般社団法人 つしま医療福祉研究財団

介護事務資格を取得する方法は?おすすめ通信講座を3つ紹介

介護事務資格を取得するために必要な知識は、通信講座で身に付けることが可能です。以下では、おすすめの通信講座を3つ紹介します。

費用やサポート内容などを比較して、あなたに合った通信講座を選んでくださいね。

おすすめ通信講座1|ユーキャン

ユーキャンの「介護事務講座」は、過去5年間で約52,000人が受講した実績を持つ通信講座です。

丁寧な解説やイラストを用いたテキストが分かりやすいと評判で、介護事務の知識がまったくない方でも安心して学習に取り組めます。

取得できる資格

介護事務管理士

受講期間

4ヵ月

指導サポート延長期間

受講開始から12ヵ月

サポート体制

質問:あり(1日3問まで)

添削:3回+修了課題(終了課題は2回まで提出可能)

就職活動サポート:就職活動に役立つ「就職ガイド」付き

受験方法

在宅(年6回、奇数月に実施)

講座費用

一括払い:39,000円(税込)

分割払い:3,300円×12回(税込)

※教育訓練給付制度対象講座

ユーキャンは、たった2冊のテキストで介護保険制度の知識を身に付けることができます。自宅で受験できるため、仕事や子育てをしながらでも資格取得しやすいです。

ユーキャンで介護事務資格の取得を目指す

おすすめ通信講座2|ニチイ

ニチイの「介護事務講座」は、介護保険制度や介護請求システムにおけるコンピューター操作を学べる通信講座です。

分からないことは講師に気軽に質問できるため、未経験でも無理なく学習を進められます。

取得できる資格

ケアクラーク

受講期間

4ヵ月

指導サポート延長期間

受講開始から8ヵ月

サポート体制

質問:あり

添削:なし

就職サポート:個別相談、求人情報閲覧

受験対策セミナー:あり(有料)

受験方法

在宅(年3回、5月・9月・1月)

講座費用

一括払い:40,333円(税込)

分割払い:ニチガククレジットにて3~24回の分割払いが可能

ニチイの教材は、資格取得に向けた学習だけではなく就職後にも役立つ内容になっています。また、講座修了後は「きゃりあネットPlus」で仕事を探すことも可能です。

ニチイで介護事務資格の取得を目指す

おすすめ通信講座3|ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーの「介護保険請求事務講座」は、介護事務コンピューターを体験できる通信講座です。

介護保険制度の知識からコンピュータースキルまで、即戦力として活躍できる知識を身に付けられます。

取得できる資格

介護事務士

受講期間

4ヵ月

指導サポート延長期間

受講開始から8ヵ月

サポート体制

質問:あり

添削:4回+修了認定試験1回

就職サポート:個別相談、求人情報閲覧

受験方法

全5回の添削課題が合格基準に満たしていれば資格取得

講座費用

一括払い:35,000円(税込)

分割払い:10回払い(初回3,702円、2回目以降3,700円)

介護施設などで実際に使用されている介護ソフトを体験できるので、パソコン操作に自信がない方でも安心して学習に取り組めます。

ヒューマンアカデミーで介護事務資格の取得を目指す

介護事務資格は独学で取得できる?おすすめのテキストを4つ紹介

介護事務資格は独学でも取得できますが、テキスト選びや学習スケジュールの管理が重要になります。

通信講座ではなく独学で資格取得を目指すのであれば、初心者でも分かりやすい以下のテキストがおすすめです。

おすすめテキスト1|介護福祉経営士テキスト「基礎編II」 介護報酬制度/介護報酬請求事務

介護福祉経営士テキスト「基礎編II」 介護報酬制度/介護報酬請求事務は、図表や平易な言葉で解説されているテキストです。

テーマごとに分かりやすくまとめられているため、介護事務の知識がない方でも学習しやすい一冊です。

出版社:日本医療企画

定価:2,500円(税抜)

購入可能サイト:Amazon

おすすめテキスト2|介護報酬パーフェクトガイド

介護報酬パーフェクトガイドは、介護報酬算定・請求のポイントを具体的に解説されているテキストです。

介護事務に必要な知識が理解でき、就職後にも役立つ一冊です。

出版社:医学通信社

定価:2,800円(税抜)

購入可能サイト:Amazon

おすすめテキスト3|これならわかる<スッキリ図解>介護ビジネス 第2版

これならわかる<スッキリ図解>介護ビジネス 第2版は、最新の介護ビジネスの知識を学べるテキストです。

介護業界で働くうえで、役立つ情報がまとめられています。

出版社:翔泳社

定価:1,600円(税抜)

購入可能サイト:Amazon

おすすめテキスト4|これならわかる<スッキリ図解>介護保険 第2版

これならわかる<スッキリ図解>介護保険 第2版は、介護保険制度の知識を素人でも分かりやすく解説されているテキストです。

複雑な介護保険制度の理解を深めるために役立つ一冊です。

出版社:翔泳社

定価:1,400円(税抜)

販売可能サイト:Amazon

介護事務として活躍できる場所や給料は?

介護サービスを提供する施設や事業所

介護事務は「介護サービスを提供する施設や事業所」で活躍できます。

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 病院の療養病床
  • 認知症型グループホーム
  • 有料老人ホーム
  • デイサービスや訪問介護事業所
  • 訪問看護事業所
  • 福祉用具レンタル事業所

これらの施設や事業所は日本全国に点在しているため、ライフスタイルに合わせて活躍することが可能です。

介護事務の平均給料

介護事務の平均給料は、以下のとおりです。

  • 正社員:月収24万円、年収290万円ほど
  • パート・アルバイト:時給900~1,200円ほど

日本の平均年収(中央値)は360万円ほどなので、介護事務の給料は平均よりも低い傾向があります。

しかし、資格や経験年数によって給料が上がるケースもあります。給料形態は勤務先によって異なるため、面接時にしっかり確認しておきましょう。

まとめ:介護事務はニーズが高い職業!将来に活かせるよう資格取得を目指そう

高齢化が進み続ける日本において、介護事務のニーズは高まる一方です。介護事務として活躍できる施設や事業所は全国にあり、ライフスタイルに合わせて働くことができます。結婚や出産などでブランクがあっても、働きやすい環境と言えるでしょう。

しかし、介護事務は人気のある仕事です。未経験・無資格でも働けますが、倍率が高いため就職活動に苦労する可能性があります。

就職や転職を有利に進めるためには、介護事務資格の取得がおすすめです!通信講座を利用すれば、介護事務の知識がない方でもスムーズに学習できますよ。

介護事務の仕事に興味がある方は、将来に活かせるように介護事務資格の取得を目指してくださいね。

執筆者
kumi
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自分らしく生きていくために、会社員からフリーライターに転向したシングルマザー。多忙な生活で体調を壊したことをきっかけに、すべての土台となる「健康」への自己投資を開始。食事・睡眠・運動・ストレスとの向き合い方などあらゆる方面からアプローチし、健康な心身づくりを心掛けている。美容や料理のスキルもアップデート中。

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