2020/07/12 2020/07/21

調剤薬局事務は女性に人気の仕事!資格は必要?仕事内容や年収も紹介

調剤薬局事務は女性に人気の仕事です。勤務地が多い、勤務時間に融通が利くなど、ライフスタイルに合わせて働きやすいことが理由と言われています。

調剤薬局事務の仕事にチャレンジしてみたい!と考えている人も多いのではないでしょうか。

この記事では

  • 調剤薬局事務の仕事内容
  • 調剤薬局事務の資格
  • 雇用形態別の給料や年収

について詳しく紹介します。

調剤薬局事務への就職・転職を検討されている人は、ぜひ参考にしてください。

調剤薬局事務とは?資格は必要?

調剤薬局事務とは、薬局で事務作業をおこなう仕事です。医療事務だけではなく、薬剤師のサポートなどもおこないます。

仕事内容

調剤薬局事務の主な仕事は、以下の4つに分けられます。

  1. 受付や患者の対応
  2. 会計業務
  3. レセプト業務
  4. 薬剤師の補助

それぞれの仕事内容を、詳しく見ていきましょう。

1.受付や患者の対応

病院からもらった処方箋を受け取り、お薬手帳に貼るシールを準備します。お薬手帳を持っていない患者さんには、新しいものを発行します。

保険証の確認も調剤薬局事務の仕事です。個人情報を取り扱うため、注意しておこなわなければいけません。

薬袋を用意することも、調剤薬局事務の仕事です。薬剤師がスムーズに薬を渡せるように、患者の名前や薬名を正しく記入することが大切です。

2.会計業務

処方箋の内容をパソコンに入力し、薬代を計算して会計をおこないます。現金を扱うため、ミスがないように慎重におこなうことが大切です。

3.レセプト業務

レセプト業務とは、処方箋の内容や点数を集計して関連資料を作成する作業です。医療事務ほど複雑ではありませんが、専門知識を必要とします。

レセプト提出は毎月10日までなので、前月末からレセプト提出までは忙しくなることが多いです。

4.薬剤師の補助

薬の発注や管理、簡単な薬の準備なども調剤薬局事務の仕事です。薬剤師の資格がなくてもできる作業を手伝うイメージです。

インフルエンザなど感染力が高い病気が流行する時期は、補助作業を依頼されることが多いでしょう。

資格がなくても働ける

調剤薬局事務は、未経験や資格がなくても働けます。薬を扱う仕事だから難しそうと考える人も多いようですが、資格必須の仕事ではありません。

しかし、調剤薬局事務は医療事務に比べて求人数が少なく、倍率が高い仕事と言われています。

未経験だと書類選考で落とされてしまう可能性があるので、資格を持っていたほうが就職に有利でしょう。

調剤薬局事務の仕事はどんな人に向いている?

未経験や無資格でも働くことができる調剤薬局事務ですが、どんな人に向いている仕事なのでしょうか。

調剤薬局事務に向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  • 清潔感がある人
  • 明るくハキハキしている人
  • パソコンスキルがある人

これらの特徴がある人は、未経験でも面接に受かりやすい傾向があります。それぞれの特徴がどのように活かせるのか、詳しく見ていきましょう。

清潔感がある人

調剤薬局事務は、清潔感や身だしなみが重視される仕事です。だらしない服装や髪型では、患者への印象も悪くなります。また、薬を扱う仕事なので衛生的でなければいけません。

薬局によって規定は異なりますが、ネイルや香水、アクセサリーや髪色などに注意する必要があります。

自分のためではなく、患者のために衛生的な身だしなみを心掛けられる人が調剤薬局事務に向いています。

明るくハキハキしている人

調剤薬局事務は、多くの患者やスタッフと関わる仕事です。体調がすぐれない患者への対応は、明るくおこなうことが大切です。

薬剤師や病院スタッフとのやり取りも多いため、コミュニケーション能力が高い人が調剤薬局事務に向いています。

また、薬剤報酬の改定は2年に1度おこなわれます。薬代の変更について患者から質問されることもあるため、ハキハキと対応することも大切です。

パソコンスキルがある人

調剤薬局事務の業務はパソコンを使用すること多いため、パソコンスキルは欠かせません。WordやExcelの基本操作がおこなえるレベルが必要です。

WordやExcelは独学でも勉強できるため、事前にスキルを身に付けておくことをおすすめします。

パソコンスキルは調剤薬局事務以外の就職にも役立つので、取得しておいて損はないスキルです。

調剤薬局事務が人気の理由は?4つのメリットを紹介

調剤薬局事務が人気を集めているのは、メリットがたくさんあるからです。この章では、調剤薬局事務の4つのメリットを紹介します。

メリット1|勤務地が日本全国にある

調剤薬局事務のメリット1つめは、勤務地が日本全国にあることです。

高齢化にともない、院外処方の薬局は年々増えています。引っ越しをしても、就職先が見つかりやすいでしょう。

最近では、処方箋を扱うドラッグストアも多く見かけます。働ける場所が多いことは、調剤薬局事務の大きなメリットと言えるでしょう。

メリット2|ライフスタイルに合わせて働ける

調剤薬局事務のメリット2つめは、ライフスタイルに合わせて働けることです。

調剤薬局事務の雇用形態は、正社員や派遣社員、パート・アルバイトなどさまざです。独身時代は正社員で、結婚・出産後はパートで働くなど、雇用形態を変えることも可能です。

パート・アルバイトをしながら勉強して、資格取得をしてから正社員になる人も多くいます。

調剤薬局事務は、ライフスタイルやキャリアアップに合わせながら働ける仕事と言えるでしょう。

メリット3|ニーズが高い・将来性がある

調剤薬局事務のメリット3つめは、ニーズが高く将来性があることです。

高齢化の影響で、処方箋の受付枚数は年々増えています。そのため、調剤薬局事務のニーズも高くなる一方です。

また、調剤薬局事務は年齢を重ねてもできる仕事です。ニーズの高さや働き方を見ると、調剤薬局事務は将来性のある仕事と言えます。

メリット4|専門性が高いため復職しやすい

調剤薬局事務のメリット4つめは、専門性が高いため復職しやすいことです。

調剤薬局事務は、医療事務に加えて薬の知識を必要とする仕事です。そのため、医療事務よりも重宝されやすい傾向があります。

結婚や出産を機に退職しても、経験者なら復職しやすい仕事です。勤務地や働き方を選べることも、復職しやすい理由と言えます。

調剤薬局事務におすすめの資格は?

調剤薬局事務は資格がなくても働けますが、資格を持っていたほうが働きやすいでしょう。就職が有利になる可能性もあります。

調剤薬局事務の資格はいくつかあり、すべて民間資格です。今回は、代表的な3つの調剤薬局事務資格を紹介します。

調剤報酬請求事務技能認定試験

調剤報酬請求事務技能認定試験は、一般財団法人 日本医療教育財団が認定する資格です。調剤報酬請求や医療保険制度の知識を習得した証となります。

日本医療教育財団が指定した教育機関の課程を修了しなければ、受験することができません。

受験資格

日本医療教育財団が指定した教育機関の課程を修了した者

実施時期

非公開

受験科目

学科:25問以上(三肢択一式)

・医療保険制度

・高齢者医療制度

・公費負担医療制度

・医事法規一般

・薬学一般

・保険薬局業務

実技

・調剤報酬明細書の作成

・調剤報酬明細書の点検

試験時間

80分以内

受験方法

要確認

合格基準

学科・実技それぞれの得点率が90%以上で合格

合格率

70%

受験料

3,000円

調剤報酬請求事務専門士

調剤報酬請求事務専門士は、一般社団法人 専門士検定協会が認定する資格です。調剤報酬改定への対応、的確な算定や説明がおこなえる証になります。

1~3級まであり、もっともレベルが高いのは1級です。

  • 1級(教育者・リーダーレベル):調剤報酬を的確に理解して説明できる
  • 2級(中堅社員レベル):調剤報酬の応用を理解して実務に活かせる
  • 3級(新入社員レベル):調剤報酬の基礎を理解している

資格取得後は2年に1度の更新をおこない、最新の保険知識を習得することができます。

受験資格

特になし

実施時期

年2回

受験科目

【全級共通】

学科:基礎30問(択一式・マークシート形式)

実技:3症例(マークシート形式)

・処方箋から調剤報酬明細書の設問箇所点数を求める

【1級追加問題】

学科:応用20問(択一式・マークシート形式)

実技:1症例(手書きレセプト)

・処方箋から調剤報酬明細書の設問箇所点数を求める

【2級追加問題】

学科:応用20問(択一式・マークシート形式)

※3級は共通問題のみ

試験時間

【全級共通】

学科:60分

実技:60分

受験方法

会場受験

FAXによる通信受験(2級・3級のみ)

合格基準

非公開

合格率

1級:20%

2級:30~40%

3級:50~60%

受験料

1級:6,380円(税込)

2級:5,280円(税込)

3級:5,280円(税込)

通信受験、法人会員は料金が異なります。

詳細は一般社団法人 専門士検定協会公式サイトよりご確認ください。

調剤事務管理士技能認定試験

調剤事務管理士技能認定試験は、JSMA 技能認定振興協会が認定する資格です。調剤薬局事務に必要なスキルを習得した証となります。

全国の保険調剤薬局で高く評価されている資格で、就職活動の際にはアピールポイントになります。

受験資格

特になし

実施時期

年6回(奇数月の第4土曜日に実施)

受験科目

学科:10問(マークシート形式)

・保険請求事務

・薬の基礎知識

実技:3問

・調剤報酬明細書点検問題(1問)

・調剤報酬明細書作成(2問)

試験時間

120分

受験方法

会場受験

合格基準

学科:70点以上で合格

実技:点検・各作成問題ごとに50%以上かつ3問合計が70%以上で合格

合格率

60%

受験料

6,500円(税込)

調剤薬局事務の資格を取るには?おすすめの通信講座を4つ紹介

調剤薬局事務の資格取得を目指すなら、通信講座で勉強することをおすすめします。以下では、評判のよい通信講座を4つ紹介します。

カリキュラム内容や受講費用などを比較して、あなたに合った通信講座を選ぶための参考にしてくださいね。

おすすめ1|ユーキャン

おすすめの通信講座1つめは、ユーキャンの「調剤薬局事務講座」です。

ユーキャンの調剤薬局事務講座は、はじめて学習する人でも落ち着いて取り組めるカリキュラムになっています。

メインテキストは2冊のみ!調剤薬局事務に必要な知識が分かりやすくまとめられているので、無理なく学習を進められます。

取得できる資格

調剤事務管理士

受講期間

3ヵ月

指導サポート延長期間

受講開始から6ヵ月

サポート体制

質問:1日3問まで可能

添削:3回(修了課題を含む)

就職活動:就職ガイド付き

受験方法

在宅受験(月1回実施)

受講費用

一括払い:39,000円(税込)

分割払い:3,300円×12回(税込)

※教育訓練給付制度対象講座

ユーキャンの受講生は、スマホで復習や質問ができる「学びオンラインプラス」が利用できます。学習中に分からないことが出てきても、気軽に質問できるので安心です。

講師が丁寧に添削・アドバイスをおこなってくれるので、初心者でも理解しやすいと評判の通信講座です。

ユーキャンで調剤薬局事務を目指す

おすすめ2|日本医療事務協会

おすすめの通信講座2つめは、日本医療事務協会の「調剤薬局事務講座 通信コース」です。

図表入りのテキストで、基礎からレセプトの記載方法までしっかり学ぶことができます。最短1ヵ月で学習が終えることができるので、素早く知識を身に付けたい人におすすめです。

取得できる資格

調剤薬局事務検定試験

受講期間

12ヵ月

※最短1ヵ月で修了可能

指導サポート延長期間

なし

サポート体制

質問:あり

添削:全2回

受験方法

在宅受験(毎月第4土曜日に実施)

受講費用

一括払い:29,800円(税抜)

受講期間が12ヵ月と長いため、子育てや家事の合間でも学習しやすいことが特徴です。受験期間に制限がないため、受講修了後も資格取得を目指せます。

すぐにでも受験したい人、マイペースに勉強したい人、どちらのタイプの人でも学習しやすい通信講座です。

日本医療事務協会で調剤薬局事務を目指す

おすすめ3|ヒューマンアカデミー

おすすめの通信講座3つめは、ヒューマンアカデミーの「調剤薬局事務講座」です。

ヒューマンアカデミーの調剤薬局事務講座は、合格サポート制度がついていることが特徴です。試験に合格できなかった場合は無料でサポート期間を延長してくれるので、焦らず資格取得を目指せます。

取得できる資格

医療保険調剤報酬事務士

受講期間

2ヵ月

指導サポート延長期間

受講開始から6ヵ月

サポート体制

質問:あり

添削:全3回

合格サポート制度:あり

就職サポート:個別相談、求人情報閲覧

受験方法

在宅受験(毎月実施)

受講費用

一括払い:33,600円(税込)

分割払い:10回払い(初回4,323円、2回目以降3,400円)

重要ポイントをまとめた実践的なテキストで、無理なく学習を進めることができます。処方箋例も多く掲載されており、レセプト作成の練習もしやすいです。

学習時間は1週間に3日、1日1時間ほどなので、働きながらや子育てしながらでも学習しやすい通信講座です。

ヒューマンアカデミーで調剤薬局事務を目指す

おすすめ4|キャリカレ

おすすめの通信講座4つめは、キャリカレの「調剤薬局事務講座」です。

キャリカレの調剤薬局事務講座は、テキストと連動している映像講義を見ながら学べます。分からないところも、つまずくことなく学習できます。

取得できる資格

調剤薬局事務資格

受講期間

2ヵ月

指導サポート延長期間

受講開始から12ヵ月

サポート体制

質問:あり

添削:全3回

就職サポート:求人情報紹介、面接アドバイスなど

受験方法

在宅受験(随時実施)

受講費用

一括払い:29,000円(税抜)

分割払い:1,510円×24回(税抜)

※ネット申し込み価格

通常の学習期間は2ヵ月を目安としていますが、学習時間によっては最短1ヵ月で終えることができます。

カリキュラム修了後はいつでも受験できるため、短期間で資格取得を目指している人におすすめの通信講座です。

キャリカレで調剤薬局事務を目指す

調剤薬局事務の給料・年収はどれくらい?

調剤薬局事務の雇用形態は、正社員や派遣社員、パート・アルバイトの3種類があります。それぞれの給料や年収を見ていきましょう。

正社員の平均給料・年収

調剤薬局事務の正社員の平均給料は、13万~18万円ほどです。ボーナスは年2回(給料の1~4ヵ月分)が一般的のようです。

ボーナスを含めた平均年収は、170万~290万円ほどになります。

資格手当などの支給は、薬局によって異なります。月の残業時間によっても収入に差が出るため、面接時には資格手当の支給有無や残業時間の目安を確認しておくとよいでしょう。

派遣社員の平均給料

調剤薬局事務の派遣社員の平均給料は、時給900~1,700円ほどです。地方の薬局は時給が低い傾向があり、地域によって差が大きいと言えます。

経験や資格の有無で、時給も変わってくるようです。

パート・アルバイトの平均給料

調剤薬局事務のパート・アルバイトの平均給料は、時給800~1,000円ほどです。派遣社員と同じく、地域によって差があります。

勤務先地域の最低賃金と同じくらいの金額が一般的です。

まとめ:調剤薬局事務資格を取得してキャリアアップしよう!

調剤薬局事務はメリットの多い仕事です。勤務地は全国に多数あるため、引っ越しをしても就職先を見つけやすいでしょう。

雇用形態もさまざまで、結婚や出産後でも働きやすいことも特徴です。一度スキルを身に付けてしまえば、年齢を重ねても働き続けられます。

調剤薬局事務への就職・転職を考えている人は、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

執筆者
kumi
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自分らしく生きていくために、会社員からフリーライターに転向したシングルマザー。多忙な生活で体調を壊したことをきっかけに、すべての土台となる「健康」への自己投資を開始。食事・睡眠・運動・ストレスとの向き合い方などあらゆる方面からアプローチし、健康な心身づくりを心掛けている。美容や料理のスキルもアップデート中。

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