2020/05/15 2020/05/21

簿記とは何か?簿記検定のメリット、種類、合格率を解説!

簿記とは何か、知っていますか?

「簿記検定をもっていると、経理や会計事務所の仕事ができる」「簿記検定はお金に関連する実務で役に立つ」というイメージがありますよね。

でも、経理やお金を扱う職種以外にはあまり関係がないのでしょうか?実際に違う職種の人でも簿記の勉強をしたり、検定資格を持っている人が多くいます。

そこで、この記事では「簿記とは何か?」に加えて、簿記の魅力を解説します。簿記検定の種類や、難易度、問題サンプルについて調べました。簿記検定を取るまでの勉強時間の目安もご紹介します。

「社会人としてお金に強くなりたい」「数字に強くなりたい」と思っている方にはぜひおすすめしたい簿記検定。ぜひこの記事をあなたのきっかけにしてください!

「簿記とは何か?」

辞書で「簿記」を調べると、『会社・官庁・組合などの経済主体の活動を一定の方法で帳簿に記録・計算し、一定の時点で総括して損益の発生や財産の増減を明らかにする技法。』とあります。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%B0%BF%E8%A8%98/

つまり、ルールにのっとって会社の経済活動を帳簿に記録してくこと、またはそのルールのことです。これが簿記です。

会社の経済活動の状況を表すには、収入や支出だけではなく、借入や返済状況、売掛金、在庫保持状況など、たくさんの要素があります。これを会社独自のルールではなく、第三者がみてわかる共通のルールにのっとって帳簿に記載し、表などに表さなくてはなりません。この記録、そしてルールについての知識を「簿記」と言います。そして、そんな簿記の知識を証明するのが「簿記検定」なんです。

簿記検定には種類がある?学ぶならどれ?

簿記検定には3つの種類があります。検定試験を主催し、資格の認定している団体によって分けられています。日商簿記、全経簿記、全商簿記と呼ばれます。

社会人がこれから学ぶなら、間違いなく「日商簿記」です。理由は、受験者の層が学生ではなく社会人であること、そして受験者数が最も多いことです。ここではこの3種の違いを大まかに紹介します。

日商簿記全経簿記全商簿記
正式名称日商簿記検定全経簿記能力検定全商簿記実務検定
検定主催団体日本商工会議所(公社)全国経理教育協会(公財)全国商業高等学校協会
原価計算初級・初級・3級・2級・1級基礎・3級・2級1級・上級3級・2級・1級・会計・原価計算
主な受験者の層社会人経理専門学校生商業高校生
受験者数(全級)136,394人(第153回)15,558人(第197回)64,007人(第88回)

表からもわかる通り、全経簿記や全商簿記は経理や商業高校で専門的に学んでいる学生向けの意味合いの強い簿記検定試験になっています。

そして、受験者の層だけではなく、受験者数も日商簿記が圧倒的に多数です。社会人がこれから学ぶなら、間違いなく日商簿記とわかりますよね。

なぜ簿記検定には魅力があるのか?簿記検定のメリット

日商簿記は、人気があります。中でも最も人気があるのが3級。日本商工会議所の発表データによると、2019年度に実施されたの日商簿記3級の受験者数はなんと29万人!

https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data

でも、なぜ簿記検定はこんなに人気があるのでしょうか。

簿記検定に人気がある理由は、「会計の基礎を習得できるから」なんです。

たとえば、企業の経営状態について知りたいとき、商品やサービスが売れているかどうかだけでは判断ができません。資産や負債がどれくらいあるかなど、総合的に知り、分析し、判断しなければなりません。

企業の日々の取引とともに、決算期など一定の期間ごとの資産や負債まで総合的に会計処理された結果が決算書や財務諸表となります。これは簿記の知識に基づいています。そして、逆にこの会計処理された数字から経営を把握するときにも簿記の知識を活かすことができるというわけなんです。

例えば、取引先の経営状況を知ると一歩先を見た提案をすることもできます。また投資先の企業の経営状況を分析して判断するなんてことにも活かせます。

簿記の知識はすべての仕事に役立つといっても過言ではありません。これが、簿記検定に人気があり、簿記を取得する最大のメリットです!

簿記検定の難易度は?どんな問題が出題されるの?

「会計の知識」と聞くとちょっと難しそうに感じませんか?興味があっても仕事やライフスタイルの合間に取れる資格なのかどうか、気になりますよね。

簿記検定の難易度について、初心者でも最初に受けやすい日商簿記の3級を例に、合格率と実際の問題サンプルをみてみましょう!

簿記検定の合格率はどのくらい?

商工会議所の発表を見てみます。日商簿記3級の合格率は、低い時で40%、高いときは56%台です(2017年から最近の3年間)。つまり合格率はおよそ4~5割。それなら、それほど難易度が高くないように感じませんか?

https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data/data_class3

3級の合格の基準は70%以上の点をとることです。

日商簿記は人気の高い資格試験だけあって、質の高い通信教育の教材や市販のテキストがたくさんあります。またスマホで隙間時間に繰り返し勉強できるアプリや動画など、社会人のライフスタイルにぴったりなものが手に入りやすいです。

教材を使ってしっかりと勉強をして、テストで7割の点数をとれば合格なので、比較的取りやすい資格と言えるのではないでしょうか。

また、試験は年に3回実施されていること(2020年6月14日の第155回は中止が決定しました)そして受験料が2,850円(税込)と安いことからも、挑戦しやすい資格だと言えますよね。

簿記検定のサンプル問題をみてみよう!

商工会議所のWebサイトにはサンプル問題が掲載されています。

https://cms.kentei.ne.jp/bookkeeping/sample

初めて見る方や、仕訳の方法を知らない方だと、意味が分からず戸惑ってしまうかもしれません。でも、設問の取引自体は日常によくある取引だということに気が付けたらOKです。そして金額もわかりやすい数値になっていることに安心感がありませんか?

「日常に行っている取引を経理処理するときには、こんな風に記録していくんだな」「3級のテストでは、数値の計算も足し算引き算レベルの簡単なものなんだな」といった程度に見てみるのがおすすめです。

仕訳や会計用語など、こまかい知識は世の中にあまたにある教材から得られるので、日商簿記3級なら初心者でも大丈夫です!

簿記検定の勉強時間はどのくらい?

それではどのくらい勉強に時間がかかるのでしょうか。

こちらも例として日商簿記3級について調べました。

通信教育の大手、ユーキャンでは、標準学習期間は3か月です。また受講開始から12か月まで指導してくれるサービスもあります。

https://www.u-can.co.jp/%E7%B0%BF%E8%A8%983%E7%B4%9A/

また、大手の資格のための学校である「TAC」では、3級の勉強時間は80~100時間としています。ちなみにこのサイトによると独学の場合の勉強時間は120~140時間です。

https://www.tac-school.co.jp/kouza_boki/boki_exam_overview_and_difficulty.html

一般的にも勉強時間の節約に役立つのは通信・通学だと言われています。でも、独学で120時間なら平均的に1日2時間勉強できれば3か月です。自分のレベルにあった勉強法や、テキストを選ぶことができる人には、独学も魅力的がありますよね。

通信がよいのか、独学がよいのか、または通学するのが良いのかは、ライフスタイルにもよります。社会人として無理のないスケジュールで簿記検定を目指しましょう!

簿記検定はチャレンジしやすく、魅力的な資格!

簿記検定は、チャレンジしやすく、魅力のある資格だと思いませんか?

経理や会計の実務に携わることがなくても、簿記の知識があれば、お金の流れを見ることができます。お金に強くなりたい、数字に強くなりたいと思う方には、簿記検定はおすすめの資格です。総合的・俯瞰的に情報を見て分析する知識を得ることは、すべての仕事の役にたちます。

ぜひこの記事を簿記検定の勉強をはじめるきっかけにしてください!

執筆者
NEXIL編集部
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